WISEJET V-JETi(秋葉原最終処分場で売られてたHDMIトランスミッター)で遊ぶ

秋葉原最終処分場でHDMIトランスミッターが売られていた。まぁ1000円ならよかろうと思い、リビングと仕事場用ってことで2個購入した。(金曜日時点では個数制限してなかったが、土曜日はおひとり様一つまでになっていたようだ。)

製品の仕様

メーカーの製品情報は下記の通り。
http://wise-jet.com/products/wireless-extender/v-jeti/
レイテンシは5ms以下、最大飛距離は10mを謳っているようだ。

カスタマイズ

さて、出されたものを素直に食わないのがオタクというものだ。
製品名に「i」がついていることからもわかる通りiPhoneのライトニング接続専用となっており、このままでは使い勝手が悪い。
幸い、分解すればHDMIオスコネクタがあることが分かっている。
そこでHDMI延長ケーブルに取り換える。

amazonで「メスコネクタが薄くて小さい」「ケーブルが細い」ものを探してみたところ、下記製品がよさそうだったので購入した。(ちょうどセール期間で安かった)
https://amzn.asia/d/48xOf65

実際に差してみたところ、未使用のネジ穴と干渉してややキツかった。気になる場合はコネクタの樹脂を削ればよいと思うが、削らなくてもネジは締まった。

本製品はiPhoneで使うことを考えてかバッテリー駆動が可能なようだ。バッテリーは分解しなくても後ろの蓋を開けるとユーザーがアクセス可能で、最近見かけなくなってきた18650が入っていた。LG化学製なので品質はマシな方だとは思うがモバイル使用は考えていないので抜き取った。

バッテリー無しの場合、3つあるインジケータのうち3つ目が点滅したままの動作となる。ちょっと間抜けだなと思ったが、バッテリー無しだと安全側に倒して動作しないような製品に比べたら全然良い。

実際に使ってみる

Windows10で試したところ、HDMIトランスミッターの存在は見えず、レシーバーに差したモニターの情報が表示された。HDMIケーブルの信号を電波に変換しているだけなので当たり前と言えば当たり前だ。

「向きの調整がシビア」であるような意見も見かけたが、見通し線上に金属製品等電波を減衰させるものが無い限り、トランスミッターとレシーバーをお互い背を向けて配置しても画面は表示された。

長時間使用するとトランスミッター、レシーバーともにアンテナがかなり熱くなるようで、夏場に非冷房環境下での使用は難しいかもしれない。

トランスミッター側の充電コネクタはUSB Type-Cだが、USB-PDとのネゴシエーションはしないようで、Type-A→Type-Cケーブルを使うなど明確に5Vを指定しないと給電できないようだった。

レシーバー側の充電コネクタはUSB Micro-Bだが、給電用のUSBが枝分かれしてるタイプのHDMIケーブルが製品に添付されているので、これを使うとレシーバー側はHDMIを刺すだけで動作する。

さらに、トランスミッター、レシーバーともにUSBでPCに接続するとCOMポートと謎のデバイスとして認識した。もしかするとファームウェアを書き換えたりごにょごにょしたりできるのかもしれない。