Windowsの仮想メモリ(ページングファイル)の設定を変更する方法を紹介します。
仮想メモリ(ページングファイル)とは？
WindowsではHDD(ハードディスク)やSSD(ソリッドステートドライブ)の一部の領域をメインメモリとして使用しています。この仕組みを仮想メモリ(ページングファイル)と言います。
PCに搭載されたメインメモリが少ない場合、不足を補うためにWindowsがメインメモリからHDDやSSDに一時的にデータを転送します。これが仮想メモリ(ページングファイル)です。
なぜ仮想メモリ(ページングファイル)の設定を変更するのか？
仮想メモリに割り当てる容量を増やしたり、高速な外付けドライブに仮想メモリを移動させることによって処理速度があがる可能性があります。
※HDDやSSDはメインメモリよりかなり読み書き速度が遅く、仮想メモリを頻繁に使用する場合は、どうしても動作が遅くなるため、根本的に解決するためには、メインメモリを増設するしかありません。
仮想メモリ(ページングファイル)の設定を変更する方法
Windowsのスタートボタンを右クリックし「設定」をクリックする。
「システム」をクリックして、「バージョン情報」をクリックする。
「システムの詳細設定」をクリックする。
「システムのプロパティ」の「詳細設定」タブの「パフォーマンス」コーナーの「設定(S)」をクリックする。
「パフォーマンスオプション」の「詳細設定」タブの「仮想メモリ」コーナーの「変更(C)」をクリックします。
デフォルトでは「すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する(A)」にチェックが入っており、容量の設定はシステム管理サイズ(自動設定のこと)になっています。
「すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する(A)」のチェックをはずします。
増やす場合は「カスタムサイズ(C)」を選び、初期サイズと最大サイズを増やします。この場合、推奨サイズの２倍ぐらいまでを目安にした方がよいでしょう。HDDやSSDの容量不足にも注意してください。
使わない場合は「ページングファイルなし」を選びます。メインメモリの容量が十分に大きい場合は選択肢となりえます。「ページングファイルなし」を選んだ場合、PCがフリーズした際の原因特定ができない場合がありますので注意してください。
設定が終わったら、「設定(S)」をクリックして「OK」をクリックします。
再起動を促すメッセージが表示された場合は「OK」をクリックします。再起動後、設定が反映されます。