XAMPPでローカルにWordPress開発環境を構築する

WordPressをローカルで動作させるにはPHP、Webサーバー、MySQLが必要となる。これらを利用できる環境を簡単に構築できるソフトウェアにXAMPPが存在する。ここではWindows環境にXAMPPをインストールし、Wordpress環境を構築する方法について簡単にまとめる。

1.XAMPPのインストール
まずXAMPPをダウンロードする
https://www.apachefriends.org/jp/index.html
にアクセスし、「Windows 向け XAMPP」をダウンロードする。
本記事執筆時点でバージョンは8.0.12 (PHP 8.0.12)だった。
全てデフォルト設定のまま「Next」を押し続ける。
インストールパスは
C:\xampp\htdocs
なのでよく覚えておく。
最後に「Launch Control Panel」でコントロールパネルを開く。

2.XAMPPの設定
なお1でControl Panelを開かなかった場合でも、C:\xamppのxampp-control.exeから起動できる。
XAMPP Control PanelのApacheの横にある「Config」→「Apache(httpd.conf)」をクリックすると、 httpd.conf が開くので、末尾に下記のコードを追記する。

# wordpress
Listen 50000
<VirtualHost localhost:50000>
  ServerName localhost:50000
  DocumentRoot "C:\xampp\htdocs\wordpress"
  <Directory "C:\xampp\htdocs\wordpress">
      Options Indexes FollowSymLinks Includes ExecCGI
      AllowOverride All
      Require all granted
  </Directory>
</VirtualHost>

XAMPP Control PanelのApacheとMySQLの横にある「Start」を押し、それぞれのモジュールを起動する。
XAMPP Control PanelのApacheの横にある「Admin」を押すと、XAMPPのWelcomeページ(http://localhost/dashboard/)がブラウザで開く。
XAMPP Control Panelの MySQL の横にある「Admin」を押すと、 MySQLの管理ページ(http://localhost/phpmyadmin/)がブラウザで開く。

3.Wordpressのインストール
次にWordpressをダウンロードする
https://ja.wordpress.org/download/
にアクセスし、Wordpressをダウンロードする。
本記事執筆時点でバージョンは5.8.2だった。
ダウンロードしたZIPを解凍し、出てきたフォルダごと
C:\xampp\htdocs\
の下に置く。(C:\xampp\htdocs\wordpress)
ブラウザで
http://localhost:50000/
を開くと、Wordpressのようこそ画面が開くことを確認する。

4.Wordpress用のデータベースの構築
XAMPP Control PanelのMySQLの横にある「Admin」を押すと、MySQLの管理ページ(http://localhost/phpmyadmin/)がブラウザで開く。
画面左上の「新規作成」をクリックし、例としてデータベース名に「wordpress」、右の選択肢は「utf8_general_ci」を選択し、「作成」ボタンをクリックしてデータベースを作成する。

5.Wordpressの初期設定
ブラウザで
http://localhost:50000/
を開き、Wordpressのようこそ画面の「さあ、始めましょう!」をクリックし、
データベース名:wordpress
ユーザー名:root
パスワード:(空白)
データベースのホスト名:localhost
テーブル接頭辞:wp_
と入力して「送信」をクリックする。
次のページで「インストール実行」をクリックする。
次のページでは自分で決めたサイトのタイトル、ユーザー名、パスワード、メールアドレスを入力し、 「Wordpressをインストール」をクリックする。
インストール後、「ログイン」をクリックし、先ほど入力したユーザー名とパスワードを入力してログインすると、Wordpressの管理画面に入ることができる。

ここから先は通常のWordpressの操作と同じである。